
こんにちは!
執筆者のれいかです。
↓ 今回のお悩みはこちらになります。

ぼくは35歳ですが20代前半の女性に恋をしてしまいました。大切にゆっくり関係を育てたいです。うまくいくでしょうか?
年齢を重ねると、「恋愛はゆっくり丁寧に育てたい」と感じる人は多いものです。
焦らず、じっくり信頼を積み重ねていく。
そのほうが安心ですし、傷つきにくいですよね。
けれど、もしその相手が20代だったら......。
この「ゆっくり育てる」ペース、実はズレているかもしれません。
本記事は音声配信スタントエフエムでも放送しました。興味がある人はどうぞ。
この記事を書いている私は、「夜のお店のキャスト」として13年間、総接客数15,000人のキャリアを積み上げ、Kindle本の執筆も行いました。
というわけで本サイトで語る内容は、実際に私が多くの体験から得た「生きた答え」をアウトプットしています。
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大人の「ゆっくり」が若者には「遅すぎる」

たとえば、35歳の男性が25歳の女性を好きになったとします。
で、彼はこう思います。
まずは友達から。時間をかけて信頼関係を築こう。
一方で彼女はというと、
「え、友達?じゃあ脈はないのかな?」と感じてしまうかもです。
このスピードのズレが、恋を静かに終わらせてしまうことがあるんですよね。
1年、2年と時間をかけてようやく告白......。
なんて展開になると、
相手は「え、今までずっとそういう目で見てたの?」と引いてしまうかもしれません。
1年の重みのちがい
なぜスピード感に差が出るのでしょうか。
それは、年代で「1年の重み」がちがうからなんです。
若い人にとって、仕事も人間関係も1年で大きく変わります。
だから「時間をかけて丁寧に」は、若い世代にとってはテンポが遅いのです。
具体例:慎重すぎる誠実さは、温度が低く見える
たとえば、ある35歳の男性が10歳年下の女性に惹かれたとします。職場で時々話す程度の関係で、連絡先を聞くのにも何ヶ月も迷う。
まぁ、ここまでは分かりますよね。
しかし、ようやくLINEを交換できたのに、数日に一度しか連絡を取らない。
一方で彼女は、同世代の男性とテンポ良くやり取りをしています。仕事の話も、恋の話もリアルタイムで盛り上がる感じ。
結果的に彼の「誠実さ」は伝わらず、「温度が低い」と映ってしまうのです。
あなたが「時間をかけよう」としている間に、相手の中では別の季節がどんどん入れ替わっているのです。
焦るとガツガツする
というわけで、年上側が「大人のペース」で構えていると、相手の時間軸から置いていかれてしまいます。
でも焦る必要はありませんよ。焦るとガツガツしたり順番を間違えてしまう人が大量発生ですから。
大切なのは、相手の温度に合わせることです。
スピードは合わせつつ、大人ならではの落ち着きで包み込む感じ。
これが「デキる大人の恋愛」と言っていいでしょう。
では、「大人ならではの落ち着き」とは具体的にどんな振る舞いなのでしょうか?
次の章で解説しますね。
年の差恋愛を育てる3つのコツ

「大人ならではの落ち着き」とは何か?年の差恋愛を育てるコツを解説しましょう。
そう、前章の話でお分かり頂けたと思いますが、大人のあなたが必要なのはスピード感です。
- 連絡はこまめに、でも短くテンポ良く
- 「また今度」ではなく、日付を決めて誘う
- ガツガツせず、でも軽やかに
順番に説明しますね。
❶ 連絡はこまめに、でも短くテンポ良く
年の差恋愛では「マメさ」が若い人に安心感を与えます。
そして、連絡やメッセージのやり取りといえばLINE交換ですが、この気楽で便利なツールにはいくつも注意したい事があります。
■ テンポの良さ=呼吸が合う
一番気をつけた方がいいことが「絵文字の多用」や「メール調の長文」で、残念ながらこれは現代の若い人には鬱陶しいだけです。
テンポが合う相手とは「一緒にいて心地いい」と感じるものですよね。
でも、これは単に世代による文化の違いなので、あなたの文章が間違っているというわけではありません。同世代の仲良しさんならOKでしょう。
なぜおじさん構文になるのか?
LINEで一番若い世代に嫌がられるのが、ご存知「おじさん構文」ですが、なぜこうもネット上で揶揄されてしまうのでしょうか。
それは、若い人のテンションに合わせようと無理しているのが原因かもしれませんね。そして「優しさ」や「気づかい」をアピールしすぎている事も特徴です。
楽しいコミュニケーションを取るつもりが煙たがられては悲しいです。おじさん構文についてはネットで調べてみるといいでしょう。
ここではざっくり最低限の注意事項をまとめておきます。
■ 若い人へのLINE:注意点
- 絵文字→ 使うなら1つまで
- 一文は短く、淡々と
- 「オジサン」など自虐表現 → 封印
- 「ネ」「ョ」「だょ」→ 封印
- 相談されていないのにアドバイス→封印
- 幼い娘にかけそうな言葉→封印
ひとまず引き算です。これでだいぶ大人の余裕が出てきますよ。
❷ 「また今度」ではなく、日付を決めて誘う
若い世代ほど「予定を具体化できる人」に信頼を感じるものです。
「いつか」より「具体的な提案」が、誠実さとして伝わりますし、何と言ってもスピードに加点が付きます。
それに、「いつかご飯行こう」は社交辞令だと流す人もいます。これでは関係性が進みませんよね。
ずっと年上のあなたが受け身では何も進みません。自分からリズムを作ることで、大人の余裕を感じてもらう事ができるのです。
❸ ガツガツせず、でも軽やかに
これは❷の注意事項になります。
フットワークの軽さに誠実さをプラスしてください。絶対ですよ。この両立が無いと若い相手は安心できません。
いくらスピード感を出せ、受け身じゃダメだ!と言っても、昨日知り合ったばかりの女性を「今夜飲みに行こう」と誘うのはナンパと変わりませんから。
つまりガツガツしない事ですね。「ガツガツしている」と一度でも思われたら終了です。
一歩引いた積極性
というわけで大事なのは、
「自分の好意は伝えるけれど、相手に選ばせる余白を残す」ことです。
つまり「一歩引いた積極性」がポイントですね。
一歩引きましょう。相手に選択肢を与えない、逃げ道をふさぐ様な言動はNGです。
とはいえ臆病になるのも問題。
↓ なのでこう伝えてみてはどうでしょうか?
これは年代に関係なく「紳士のたしなみ」として覚えておくと良いです。
真剣だけど、自由な関係を楽しめる。そのバランスが魅力的な大人に感じることでしょう。
補足:恋愛弱者は二分化されている

さいごに補足しておきます。
アラフォー以上の独身男性で恋愛を求めている人、世間では恋愛弱者なんて言ったりもしますが、これにはタイプが二分化されています。
- スピード感に欠けてチャンスを失うタイプ
- 一方的で相手を全く理解しないタイプ
ひとつ目はすでに本記事で解説した通りですが、おさらいも兼ねて書いておきます。
ふたつ目は特に「夜のお店」でめちゃくちゃ嫌われているタイプ。たぶん年齢的に「生き直し」は無理なのではないでしょうか。
とりあえず、これから恋愛や結婚をあきらめたくない人は2つのどちらにもならない事が必須です。
では順に説明しますね。
❶ スピード感に欠けてチャンスを失うタイプ
前章までの要点をおさらいしましょう。
年齢を重ねると「恋愛はゆっくり丁寧に育てたい」と感じる人は多いものです。
けれど、もしその相手が20代だったら、その「ゆっくり育てる」ペースはみすみすチャンスを逃してしまいます。
- タイミングの波に乗れず、恋がすり抜けてしまう
- 動く前に考えすぎて「恋の旬」を逃す
お相手が若い場合はスピードを意識しましょう。迷っているうちに相手の気持ちが離れてしまう恐れがあります。
20代は激流の中を生きています。皆さんのような安定の中にはいません。温度感を合わせないと彼女は一瞬で遠くへ行ってしまいますよ。
❷ 一方的で相手を全く理解しないタイプ
このタイプは自分が恋愛弱者だという認識は持っていません。
ここでは、私が夜のお店で接客した中で多かったタイプを書いておきます。
- 相手の心を見ようとしない
- 自分のペースに相手を巻き込む
↓
つまり「分かり合う」より「分からせたい」
世の中にはこうした自分勝手な人がたくさんいるものなんです。
彼らは、よく言えばスピード感はあります。
ただし相手の心なんて関係ないので自分のペースに巻き込みます。「分かり合う」より「分らせたい」というのは「洗脳しようとしている事と同じ」なので、とても悪魔的だと言っておきます。
「分らせたい人」の具体例をあげておきますね。
相手の気持ちは関係ない
相手の反応を一つも確認しないで一方的にデートに誘う人がいます。
困った反応を見せてうつむいているのに、「ひかえめで可憐、おしとやか」だ、と勘違い。
そう、自分にとって都合の良い解釈でグイグイ来るわけです。
中には、「私には彼氏がいます」とか「結婚しています」と言っているのに、「関係ない。オレは君とデートをしたい、それだけだ。別れろと言っているわけではないぞ。」と、正当化する人もいました。
ほんと、悪魔。
で彼女をどうするつもり?
こんな事もありました。
60代の男性が20代前半の女性にガチ恋してしまい告白。とはいえ自然発生した恋心は仕方がないもので、ここは理解しても良いと思います。
しかし気になるのが「告って彼女をどうするつもり」なのでしょうか?
聞くと紀州のドン・ファンのような金銭がらみでもありません。
おそらく彼女が同世代の女性だったら、同じように好きにならなかったはずです。
この世代の男性の多くの場合は「若さを通して自分を満たしたい」とか「自分の存在価値を確認したい」という潜在意識が根底にあります。
その気持ちはわかるのですが、未来に大忙しの若い彼女を、60代の自分の人生に引き摺り込もうとするのはまさに悪魔的と言えるのです。
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というわけで、アラフォー以上の独身男性が恋愛を求めている場合、タイプが二分化されている!という話でした。
- 前者はスピード感が無いためにチャンスを失う
- 後者は、単純に嫌われる悪魔
これを読んでいる男性はおそらく前者だと思われます。なので、「よし頑張るぞ」と息巻いて後者へと変貌しないようにお気をつけください。
後者になっても幸せな恋愛は導けません。こうした男性は、みな一様に空回りしてイライラしていました。
まとめ:恋のテンポは年代で違う
いかがでしたか?
今回は「大人の恋愛はゆっくり」は危険だという話をしました。年の差恋愛で失敗しないためにはスピード感を意識しましょう。
この記事では以下をお伝えしました。何かヒントは見つかりましたか?
- 大人の「ゆっくり」が若者には「遅すぎる」
- 年の差恋愛を育てる3つのコツ
- 恋愛弱者は二分化されている
年の差恋愛で大切なのは、「スピード感」と「温度感」のバランスです。
若い相手のテンポに歩調を合わせつつ、大人の安定感で包み込みましょう。これが大人の余裕ですね。
本来なら「ゆっくり確かに育てたい」という思いは素敵な事だと思います。
しかし、ここはあなたが譲って相手の時代感覚に合わせましょう。これだけでも恋は一気に現実味を帯びて、関係が動き出しますよ。
本記事はこれで終わりです。
良い出会いに恵まれますように、れいかより。